CFDはリスクのある金融商品です。ですから、当然、元本割れの可能性も考えられる、ということを頭の隅に置いておく必要があります。
常に相場の回復を待っているだけでは、損失がさらに増えることもあり、証拠金を超える損失が出る可能性も出てきます。
そのために、損失をそれ以上増加させないようにする工夫が必要となってくるのです。
自分で許容できる損失の上限を設け、その商品の運用から撤退する損切りルールをロスカット・ルールと言います。このロスカット・ルールに従った注文をあらかじめしておけば、損失を限定することができます。
高いレバレッジをかけて取引するCFD取引では、このようなロスカット・ルールは必須になります。
証券会社では、このロスカット・ルールが、マージンカット(強制決済)として導入されています。
オリックスCFDでは、証拠金率が25%を割り込んだ場合、口座の全ポジションが強制的に決済されるようになっています。
ひまわりCFDでは、証拠金利用率が150%以上になると口座の全ポジションが強制決済されるようになっています。
このように証券会社でも、自動的にロスカットされる仕組みはあります。しかし、このような強制決済をされては、絶対にいけません。だって、最初に預けたお金が4分の1になってしまうんですよ!? 100万円預けたとしたら、25万円になってしまうということです。75万円の損が出てしまっては、挽回することがかなり難しくなります。
ですので、証券会社のマージンカット(強制決済)に合う前に、自ら設定した少額の損失で済むロスカット注文を必ず入れてください。
証券会社によって、マージンカット(強制決済)には若干の違いがありますので、どのようなリスク管理がなされているのかをしっかりと比較しておきましょう。
ロスカット・ルールについても、よく理解し、しっかり比較したうえで、CFD取引を行うようにしてくださいね。
とにかく一番大切なことは、自分でロスカット・ルールを設定して、あらかじめ注文しておくことです。投資で儲けるための基本は、"大きな損失"を食らわないことです。
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